「ミキプルーン」という商品。
どこかで絶対見たことあるかと思います。
とは言いつつも、この製品の販売会社が「三基商事」という会社ということを知る人は少ないかもしれないですね。
いっそのことミキプルーンという会社名の方が分かりやすそうですよね・・・
ミキプルーンは「中井貴一」さんが出てるCMでお馴染みですよね。
実はこの会社、ネットワークビジネスの会社なのです。そう聞くと、あまり印象は持たれないのかなと思います。
結論からお話しすると、その他大きなネットワークビジネスの会社と比較して三基商事では大きな被害を受けた報告は無いようです。
しかし、何かしらの悪い評判が広がっているのも事実です。それは口コミでの集客も一つの原因かと思います。
そして、 三基商事のビジネス会員に対する「報酬プラン」に関しても、とある有名会社と同じ報酬プランが採用されていて、初心者や一般人ではとても稼ぎにくいプランとなっております。
そんなネットワークビジネス会社の一つである「三基商事」についてご紹介したいと思います。
目次
ミキプルーン販売の三基商事とは?
会社概要
商号 | 三基商事株式会社(MIKI Corporation) |
本社 | 大阪市北区梅田1-2-2-800 |
設立 | 1966年1月 |
資本金 | 6,000万円 |
代表者 | 代表取締役社長 門田敏量 |
事業内容 | 食品、化粧品、家庭用品の輸入・製造・販売・研究・開発 |
従業員数 | 約250名(2018年8月現在) |
販売先 | 全国各地当社直系代理店 |
取引銀行 | 三菱UFJ・三井住友 |
支店数も多く、北は北海道、南は福岡県まで各地に支店を構えた大企業です。
社会活動への貢献
ミキプルーンでは
「みらいげんきプロジェクト」
という社会活動をしています。
2013年度に創設した「ミキプルーン文庫」。本を通して夢と知識を贈るミキの社会活動です。
三基商事株式会社HP引用
未来を担う子どもたちが心身ともに健やかに育つように願いを込め、
全国の販売員とともに本をお届けします。
ミキグループのメンバーとともに全国の子どもたちへ本を贈るこの活動は6年目を迎え、これまでに海外を含めて178箇所に、11,000冊を超える本を届けました。
上記の通り、ほかにも多くの社会貢献活動をしており、積極的な姿勢が伺えますね。
それだけ大企業で、信頼できる会社であることもわかります。
販売商品
販売商品は、「健康・自然・安全」に着目した食品、化粧品の他、日用品も販売しています。
「ミキのクリーンシリーズ」があるように、洗濯用洗剤や台所用洗剤も販売しています。
とは言いつつもやはり「ミキプルーン」の TV広告の力は絶大ですね!私もよくテレビで見かけてました。それ以外の製品については、あまり見たことないです・・・
ミキプルーンエキストラクトの価格は標準小売価格で、2,160円となります。
5瓶を一セットにしたおまとめセットは、標準小売価格で9,720円ですが、会員になることで8,100円で購入可能となります。
つまり1瓶1,620円で購入できちゃいます。
しかし、まとめて購入する人がそんなにいるのかについては疑問ですね。
三基商事の評判は?
初期費用
三基商事は代理店の仕組みを取っております。三基商事の代理店となるためには、もちろんですが商品を売る立場になるので、必ず費用が発生します。
その条件として、3ヶ月ごとにミキプルーンなどを40セット購入が必要となります。
つまり、3ヶ月ごとに商品を購入しなければならないのです。
代理店の仕組みにはランクがあり、営業所ランクですと定価の50%割引で購入することが可能となるため、5,050円で購入可能ですので、20万円で仕入れが可能となります。
代理店ランクですと4,100円で仕入れることが可能となります。
とは言いつつも、3ヶ月ごとに何十万円とるする商品を購入しなければなりません。
報酬の仕組み
三基商事での報酬の仕組みは、代理店制度のランク別仕入れ価格差での利益となります。
以下に例を示しています。
つまりこの価格差を考えると多くの人が目指すのは「代理店ランク」になります。実際に代理店となるにはどういった条件があるのでしょうか?
代理店ランクとなる条件
三基商事での営業所ノルマを達成すると、代理店ランクとなることができます。
代理店ランクとなることで、営業所よりもさらに安くで商品を仕入れることが可能となります。そのノルマとは一体どのようなものなのでしょうか?
営業所ランクの人をたとえ5人作ったとしても、その人たち全員が継続して活動できるとは限りません。
売り上げのノルマもある中、営業所の人たちが辞めてしまうことも考え、最低でも10人以上は紹介するだけの集客力は必要かと思います。
報酬プラン
三基商事(ミキプルーン)の報酬プランですが、
実はネットワークビジネス業界売り上げナンバーワンであるアムウェイとほぼ同じです。
つまりネットワークビジネスの報酬プランには、
・ユニレベル
・マトリックス
・バイナリー
・ステアアップ
の中のブレークアウェイ+ステアステップのハイブリッド方式を取っています。
ブレイクアウェイとは?
ブレイクアウェイ方式とは、会員の作る組織が拡大し、一定の基準を満たす活躍をする会員が現れます。
そうすると、その会員が持つ組織は、新たに別のものとして切り離され、独立します。
そのことをブレイクアウェイと呼んでおります。
参考程度でアムウェイの報酬プランを覗いてみてください。
なので、ブレークアウェイは、自分の下に、自分と同じような販売員をたくさん持つと、収入が安定して、高額報酬を得られることもあります。
ステアステップとは?
またステアステップは、最も有名なプランで「多段階方式」や「代理店方式」と呼ばれることがあります。
簡単に言い換えると、「卸し流通」を考えるとイメージしやすいかと思います。
もちろん昇格条件があり、その条件を満たすことで、段階的に昇格していき、昇格することで、還元率(利益率)などが優遇されます。
そのため、自分も更なるタイトルを目指さないといけませんね。
こういった報酬プランを採用していることから、商品化買い込みをしてしまう人もいるようです。
なぜなら、販売員の資格を継続するためにノルマがあって、収入が安定するまでには時間がかかりますし、ノルマを達成するために必死ですからね。
なので、どんどん小売販売をしていきながら、同じように販売員になってくれる人をリクルートしていく。このバランスを取る事が重要となってくると考えています。
「マルチ」であり「ネズミ講」ではない
多くのネットワークビジネスが勘違いされやすい話ですが、ミキプルーン含め多くのネットワークビジネスの会社は
「マルチ商法」
を取っておりますが、
「ネズミ講」
ではありません。
多くの方は「マルチ商法」と「ネズミ講」の違いを認識していないと思います。
マルチ商法→商品やサービスを広めることが目的で、商品を販売した利益の一部を分配しています。
ネズミ講→お金を巻き上げることが目的で、新規登録者の入会金や会費を分配する仕組みです。
つまり、ネズミ講は違法ですが、マルチ商法は違法ではありません。
なので、多くの方が三基商事をネズミ講勘違いされていると思いますが、あくまでマルチ商法で合法なんです。
とは言いつつも、実際の活動評判はどうでしょうか?
代理店事情
しかしながらネットワークビジネス所以、しつこい勧誘等をする販売者によって悪い評判が染み付いているのは間違いなさそうです。
(評判の悪さからだとアムウェイやニュースキンに比べたらマシかなと思いますが・・・)
例えば、ノニジュースを勧める際に、「これを飲めば病気にならない」とか「この商品以外は全部ダメ」と言った過剰な表現。
きっとそういう勧誘方法が出来上がってしまうのも、ノニジュース以外の主力商品がないのも一つの理由かと思います。
効果効能は、人それぞれで異なります。
そのときに、複数の商品を取り扱う会社ですとたくさんの商品の中から、その人にあったものを紹介可能です。
上記理由から商品数が少ないネットワークビジネスの会社では、このような活動をする会員さんがいるのはないかと思っております。
ミキプルーンに関わらず、ネットワークビジネスは一種の「宗教」というイメージが染み付いているので、会員勧誘の方法は注意していきたいですね。
まとめ
インターネットビジネスの会社に対して世間の批判的な目は、「口コミ」によるしつこい勧誘による被害者の声から出来上がっていると思います。
会員勧誘活動はいわば「営業」です。
三基商事の顔として、会社からの営業の資格を与えられた以上、責任を持って活動していただきたいと思います。
ミキプルーン自体も悪い製品ではないので、勧誘の仕方さえ意識すれば問題ないと思っております。
しかし、製品購入が必須な代理店ビジネスである以上、不要な出費はかさんでしまいます。
特に三基商事では、3ヶ月で20万円かかっていまいます。
自分が継続できたとしても自分以外の多くの人が誰でも取り組みやすいコストでなければ継続は難しく、辞めてしまうのではないでしょうか?
そしてやはり口コミによる集客は限界があります。
ネット集客なら人脈は無限ですが、ネット集客を許可している会社は今のところほとんどないようです。
しかし、今の時代ネットがあるので、人脈がない人でも出来るネット集客を選択するのもありだと思います。そしてネット集客で得た知識はその他ビジネスに活かせる場面がきっとあります。
大変な口コミ集客からネットでの集客を学んでみてはいかがでしょうか?