「ネットワークビジネス」と聞くと、日本ではあまり良い印象を持っていない人がほとんどのはずです。
しかし、ネットワークビジネスとは?って聞かれてもしっかり本質の仕組みまで理解している人は少ないはず。
そんな人達がネットワークビジネスのことを理解せず、個人が勝手にビジネスイメージを決め付けているのも事実です。
ネットワークビジネスとは?その仕組みって一体どんな仕組みなのか?についてご紹介いたします。
- ネットワークビジネスの仕組みが理解できます。
- ネットワークビジネスとネズミ講との仕組みの違いを理解できます。
- ネットワークビジネスの仕組み上のメリットデメリットを理解できます。
目次
ネットワークビジネスとは?その仕組みとは?
「ネットワークビジネス」とは?
それは、ネットワークビジネス会社の会員さんとなる方たちが、その会社の製品やサービスに魅力を感じ、他の方に口コミで伝えていきます。
また、伝えられた側も同じようにその商品などに魅力を感じ、口コミで伝えていく広がりの連鎖の仕組みが発生することで、会社の製品のマーケットが広がっていきます。
会員さんは、別の会員さんや商品を販売した際、会社からマーケット拡大のお礼としてコミッション(報酬)を頂いているのです。
連鎖的に会員さんを増やしていく仕組みでで、木の枝が次々に増えていくように連鎖が広がっていくことになります。
それをネットワーク(人の連鎖)のビジネスと呼んでいるのです。
元々、ネットワークビジネスというビジネスモデル(仕組み)は、アメリカの会社で生み出されたマーケティング手法です。
当時、その会社は広告費や人件費もかけれるほどの資金力がない中、どうやってマーケットを広げて行こうか?
そんなことを考えた際に、編み出された仕組みが「口コミ」によるネットワークビジネスだったのです。
ネットワークビジネスではCM等の広告を打ちません。
なぜなら、広告というのは莫大な経費がかかると言われております。
広告を打たない代わりに広告費用が浮くので、会社の製品を広げてくれる会員さんに対して成果報酬としてお支払いしているというわけです。
実際に収入が入る報酬の仕組みのプランは、複数あります。
下記、「ネットワークビジネスで発生する報酬の仕組みとは?」の記事を読んでいただくと、ネットワークビジネスでの報酬プランをご理解いただけるかと。
ネットワークビジネスとは?ネズミ講との仕組みの違いについて
よく、ネットワークビジネス=ネズミ講と考えてる方もいらっしゃいます。
ネットワークビジネス=ネズミ講となっているのは、仕組み上似たところがあるからです。
ねずみ講は、1960~70年代に多くの会員が生まれ、社会問題にもなったほどです。
しかし、実際にはネットワークビジネスとネズミ講は扱い方も異なっており、一緒に考えてはいけないものです。
恐らくですが、ネットワークビジネスで勧誘を受けた人や強引な勧誘を受けたり、実際に始めても収入を取れない人が多くいらっしゃいます。
そう言った人達のイメージから、ネットワークビジネスは稼げない=ネズミ講みたいなもんだ!と上勘違いが発生しているのかもしれません。
改めて、ネットワークビジネスとねずみ講における仕組みの違いを正しく理解していきましょう。
仕組みの違い①:商品の存在
ネットワークビジネスとは、ビジネスをする上でのサービスや商品が存在しており、その商品を売上げることで報酬が発生する仕組みです。
一方、ネズミ講では商品やサービスが存在せず、会員として登録することだけになります。
仕組みの違い②:報酬の範囲と制限
ネットワークビジネスとネズミ講も、結果としてピラミッドの形のように人が増えていくことになります。
ネットワークビジネスにおける報酬は、ピラミッドの頂点にいる人がもらえる報酬の範囲が制限されており、様々な条件が加わっております。
一方、ネズミ講の場合頂点にいる人は、下記に配置される人全員から無限に報酬が得られる仕組みとなっております。
詳しく説明すると、だいたいのネズミ講では紹介した人の会員費の半分が紹介者に入り、その半分が自分より上の上位者で分配されるようです。
だからネズミ講では始めた方が早ければ早いほど有利なのです。
ネットワークビジネスも実質はそうです。
しかし、報酬プランによっては上限や制限があったり、上位者の収入を下位メンバーが越す可能性もあり、一概には言えないのです。
そんな中、ネットワークビジネスをしている人がやっている現状の勧誘はいかがでしょうか?
新しい会社が立ち上がったばかりの会員さんでこんな勧誘聞いたことありませんか?
「今の会社は大きく広がる可能性がありますよ!これからどんどん人が登録するので、早く始めれば始めるほど有利ですよ!」
こんな勧誘方法を聞けば、ネズミ講と勘違いしない理由はないかと思います。
そして誘っている側が絶対稼げますという遠回しの表現はあまりいい印象を持てませんね。
ネットワークビジネスの会員さんは今一度仕組みを理解し、ネズミ講と勘違いしないような勧誘方法を心掛けて欲しいものです。
仕組みの違い④:発生する費用
ネットワークビジネスでは、会員登録として数千円を支払い、その他特定負担が必要ですので、会社の商品を購入します。
しかし、ネズミ講の場合は会員費のみですが、その費用が高額になっています。
それは、先ほどお伝えした通り、ネズミ講に商品やサービスが存在していない仕組みだからです。
ネズミ講の場合、登録費用として30万円を投資したものの、商品がないものに30万円投資しているのは、ただの「投棄」でしかありません。
それは、ビジネスを始めた段階で損をしており、自分が儲けるためには自分と同じように30万円の登録費用を払う人を探してこなければなりません。
それは複数人紹介することでようやく元を取れる場合が多いです。
そうすると、あっという間に自分と同じように損する人が増えていき、被害者が多発するということになるのです。

ネットワークビジネスにおける利益の発生は会社によって異なりますが、会社で会員価格を設けており、小売で稼いだり紹介で稼いだりします。
仕組みの違い①:法的扱い
実は法律で罰せられるか?という点で、ネズミ講は違法なのですが、ネットワークビジネスは合法なのです。
なぜネズミ講が違法なのか?
上記お伝えしてきたネットワークビジネスとネズミ講の仕組みの違い上、末端に配置している会員さんが儲からない仕組みになっているからです。
紹介すればするほど被害が広がる、そんな仕組みから「無限連鎖講」とも呼ばれます。
1978年に無限連鎖禁止法が成立しており、ネズミ講という形態のビジネスそのものが禁止されているのです。

一方、ネットワークビジネスは販売する商品やサービスがあり、「特定商取引法」によって連鎖販売取引として法的に認められているのです。
ネットワークビジネスとは?仕組み上のメリットデメリット

だとしても、ネットワークビジネスはやるべきなのか?
やはり仕組み上、ネズミ講と誤解されるからあえてやる必要あるかな・・・と思う方も少ないはず。
ネットワークビジネスでは仕組み上、他のビジネスでは感じることが出来ない独特のメリットやデメリットがあります。
メリット
人生大逆転の可能性
ネットワークビジネスにおける一番の魅力は「権利収入」という仕組み作りです。
これまでみなさんが体を使って働き、その対価としていただいているお給料は、労働に対する報酬という考え方で「労働収入」と呼ばれます。
しかし、ネットワークビジネスは収入の権利を得ることができ、誰にでも平等に与えられたチャンスです。
体に障害を持っていようと、人よりも頭が悪かろうと、努力次第では大きな収入を手に入れることが出来る、人生大逆転のチャンスがあるのです。
個人事業主としてのスキル習得
これまで、会社に勤めている人にとってはなかなか経験することないことをたくさん経験できるのがネットワークビジネスです。
ネットワークビジネスで成功するためは、多くのタスクやプロセスが発生し、仕組みを作っていきます。
ネットワークビジネスの仕組み上、人との関わりが大きいビジネスだからこそ、複数の人とビジョンや目標を共有します。
目標に向かって取り組んでいく進め方は、まさに個人事業主や起業した際にも必要なスキルとなるでしょう。
コミュニケーション含めた多大なスキル向上が望める
ネットワークビジネスは仕組み上、たくさんの人と関わるお仕事でもあります。
その中で自分には想像できない考え方を持っている人や、癖の強い人も当然いらっしゃいます。
そんな人達を一つのビジョンを掲げ、同じ方向に導くためには、円滑なコミュニケーションスキルは必須となり、自然と身に付けることができます。
コミュニケーション能力は、普段の生活で学ぶこともなければ努力して習得できる環境や機会がほとんどないと言われています。
少なからずネットワークビジネスに関わることで、ビジネスのみならず自分の人生や仕事においてコミュニケーション能力が磨かれることになるでしょう。
お金のことは抜きにして、あなたの子供や会社の人にコミュニケーション能力を身につけて欲しい!
そう思い、ネットワークビジネスを体験させることで自然と身につく環境は、コミュニケーションスキルを学ぶ学校とも言えますね。
デメリット
人脈への影響
やはり、友人知人をビジネスに巻き込むことから、少なからず良かれ悪かれ人脈へ影響します。
これは仕組み上、人によって構築していくので仕方のないことですね。
ネットワークビジネス自体の印象はあまり世間的にも良くないですので、あなたが友人知人に話して共感や賛同してくれる人は少ないかもしれません。
人とのつながりは、あなた自身の状況によって日々変化していきます。
これはネットワークビジネスに限った話ではありませんね。
ビジネスを始めると友人知人と深く関わることよりも、ビジネスを始めたことによる新たな人脈の広がりの可能性が大きくなります。
それをプラスかマイナスと捉えるかはあなた自身の気持ち次第かと思います。
金銭感覚の狂い
ネットワークビジネスで収入を増やしていくと、収入に関わるタイトルや売上などに敏感になることで、従来の金銭感覚が変化していきます。
普通の人は、必要なお金は貯金することを意識するかと思います。
しかし、ネットワークビジネスに限らず、ビジネスをすることで、お金を生み出すことに思考が寄っていきます。
そして、お金を生み出すために多少の投資は欠かさないと考え始めるのです。
これが、収入より下回ればいいのですが、大概のネットワークビジネスの人々は収入よりも支出がかかっている人がほとんどです。
そして、それがいつか収入が増えていくことを夢見てさらなる投資をする人も多いはず。身の丈に合わない状態で支出を繰り返すといつの間にか生活を圧迫し、家族に迷惑をかけてしまうことも起こり得ます。
まだ見ぬ先のことを夢見て、借金を繰り返したり、タイトル昇格を目指して過剰な在庫をもたないよう注意したいところです。
信者と広い視野の欠如
ネットワークビジネスの場合、ネットワークビジネスの魅力に惹かれている一方、会社のビジョンや報酬プラン(ボーナス)に惹かれて取り組む場合がほとんどです。
つまり、あなた自身が成功するためにはこの会社しかない!と信じてしまうことです。
それは、多くのネットワークビジネスの会社がそういったセミナーや教育を進めており、すでに数千社あるネットワークビジネスの会社の中で1社を選択するならそれだけの想いは必要かもしれません。
しかし、ネットワークビジネスもビジネスの一種です。
ビジネスをする上で、様々なスキルを身に付けることは必要です。
それは、あなたが今活動している会社で成功するためのスキルではなく、ネットワークビジネスの業界で成功するためのスキルが必要ということです。
よく、世間からネットワークビジネス=怪しい集団と思われるのは、会社に洗脳されたかのように会社信者になっている人が大半だからです。
これは、みなさんの考える視野を狭くし、ビジネスとしてのスキル欠乏にも繋がります。
ネットワークビジネスで取り組むなら、ネットワークビジネス以外の業界の状態や知識も少なからず吸収する姿勢は持っておきましょう。
まとめ:ネットワークビジネスのデメリット排除は可能

ネットワークビジネスの仕組みは良い
ネットワークビジネスの仕組みは悪いものではありません。
世界の億万長者は、ネットワークビジネスの仕組みを称賛しております。
なぜなら?
私たちは、労働収入という働き方とお金の稼ぎ方を知りません。
そういった人たちが、資産の作り方や投資に取り組む働き方を意識するのは私も大切だと感じます。
しっかりと仕組みを理解し、正しい活動で取り組むことが重要です。
健全堅実ノーリスクのネットワークビジネスとは?
金銭感覚が狂ってしまうのは、大きなお金が動き、自分のビジネス拡大のため、紹介者に大きな出費をさせてしまうのも一つの理由です。
すこしばかりねずみ講の匂いがしますが、高額な初期費用がかかるのは「マルチまがい商法」と呼んでいいでしょう。
ネットワークビジネスをやるなら、被害者が生まれず、一切損をしない健全堅実なビジネスモデルになっている会社やグループを選択しましょう。
ネット集客できるネットワークビジネスとは?
先ほどご紹介した通り、ネットワークビジネスでは口コミによる組織作りがメインの仕組みで、友人知人をビジネスに誘うことになるため、どうしても抵抗を持っている方が多いようです。
しかし、現代社会、インターネットがこれまで普及している中、ネットワークビジネスでネットを使わない選択肢はありますでしょうか?
これまでやってきた口コミによる仕組みをネット集客に切り替えるだけで、友人知人を誘わなくて済みます。
しかし、これは簡単なことではなく、ネットワークビジネスの会社によってはネットを使った集客を認めていない会社がほとんどです。
認めてたとしても、SNSを使う程度だったり。
もし、あなたがネットワークビジネスでインターネットを使った集客をしていきたいと思って始めるなら会社は慎重に選びましょう。
今ではネットを使える会社やグループが増えてきているようです。
しかし、ネットワークビジネスはネット集客だけでは語れない、10年以上業界を経験しないと見えてこない世界でもあります。
もしあなたがネットワークビジネスで確率高い成功を望むなら?
当サイトの「普通の人に適したインターネットを使ったネットワークビジネス成功法」を読むともっと理解が深まるかと思います。